吉本ばなな2 [読書]
彼女は「なぜ作家になったのですか」と聞かれると
「なると思っていたから」とええ加減に答えてるらしいです。
運とか才能だとか気にすぎるとうまくいかないらしいです…。
う〜ん。そうかも。
自分の今までの人生を考えてみても、
大学もうちの事務所に入ったのも
なんだか自然に受け入れた気がします。
正直、肩肘はった目標には届かなかったのが現実でしたー(-.-;)
自然に無理をせずに、ただただ素直に取り組めば、いつの間にか目標にたどり着くものです。
吉本ばななの本を読んで、ふと思いました!
吉本ばなな とかげ [読書]
最近、海外で村上春樹とともによく読まれているという
吉本ばななの作品を読んでみました。
彼女の作品は「TUGUMI」や「キッチン」を大学時代に読んで以来の
チャレンジです。
彼女の日常風景を様々なシチュエーションで切り取った
小説は、なんだか私生活をとなりのビルから覗いている感じがしました。
そして、気になったのは、彼女独特の短い文と独特の比ゆ表現。
例えば、
「違う皮膚に違う内蔵を包んで、夜寝るとき違う夢を見る遠い遠い他人を意識した。」
などという表現です。
僕にとってはその表現は強烈で、まともに直視できないような感じをうけます。
なんて、評論家みたいでしたけど、
単純に読んでいて楽しめました。
ベッドに寝転びゆっくりした音楽を聴きながら読書をするのは
至福のときだという気がします…。
未来の君が待つ場所へ [読書]
この本はすごいです\(≧▽≦)丿
小学校からイジメにあい中学卒業時に九九も言えなかった筆者が
少林寺拳法や
彼女から貸してもらったアインシュタインのビデオのおかげで
勉強に目覚め、定時制高校から
国立大学に行って教師になる話です。
途中両親もなくし
絶望の淵から助けてくれる人も
現れ前向きな人生を歩んでいきます。
ホントに自分の人生なんて
恵まれすぎているなーという衝撃を受けました(´A`)
皆さんにぜひとも読んでもらいたい一冊です!!
玄鳥 藤沢周平 [読書]
知り合いのおば様に進められて、
藤沢周平を読んでみました。
映画では「たそがれ清兵衛」や「隠し剣鬼の爪」「雨上がる」などで、
知ってはいましたが、小説を読むのは実は初めてなのでした。
最初は、江戸時代が舞台の小説は古めかしくて読みづらい…と偏見がありましたが
藤沢周平の文章はぐいぐいっと読ませる文体で引き込まれました。
また、主人公が武芸は極めているが、それほどカッコよくないのがいい!!
なんだか、よっ、中年の星!!と
叫びたくなります。
江戸時代に時代を移しただけで、
人間の悲哀は変わらないのですね~