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「戦争と平和」を35年ぶりに読む [読書]


戦争と平和 1 (岩波文庫)

戦争と平和 1 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/01/17
  • メディア: 文庫

中学生の時に世界の名作を読んでいました。


図書館で借りて読んだり、

ない本は古本屋を回ってなけなしのお金を使って

古い文庫本を漁ってしました[いす]


この「戦争と平和」も、

文豪トルストイを読んでみたいと思って、

読んだ本ですが、訳も分かりやすくなったのか、

人生を重ねてこの本の面白さが漸くわかってきました。


当時はナポレオンのロシア遠征の戦争の状況を

古いロシアの貴族の世界と重ねながら綴った作品で、

登場人物が多いばかりで変化がなくてつまらないなと思っていました。


が、今読むと一人ひとりの心情を描きながら、

本心と態度が違う人の内面が鋭く描かれていて、

生々しい人間模様をこれだけの人物を動かして描いている、

凄い小説なんだと感動しながら読んでいます。


アンドレイ侯爵の冷たい夫婦間と戦場での生き生きとした態度、

煮えきれない上層部の様子などが、

今読むとそうした権力を持った人などと付き合っているせいか、

よく分かりますね。


仕事の合間に10分でも読書をする瞬間が、新しい小説を読んでいる気分で楽しいです[るんるん]

当初読んだ本を読み直してみようかな[わーい(嬉しい顔)]


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「生物はなぜ死ぬのか」感想 [読書]

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小林武彦さん著「生物はなぜ死ぬのか」を、
何度も読み返しています。

生命の成り立ち、細胞の作られ方から、
RNA、DNAなどの仕組みまで分かりやすく書かれています。

生物には「食べられて死ぬ」ものと、
「寿命で死ぬ」ものがあると言うことで、
人間などが例外で多くは食べられて死ぬと言うことです。

生き方や死に方も「選択」されて、
進化したと言う事が印象的ですね。

そう言う中で、
生物が死ななければならない理由が、
多様性の為に、
激しく変化する環境に対応する「変化と選択」の為に、
そしてその新しい変化に対応する種の材料として、
次世代に色々な意味で礎となる為に死なねばならないと言う事です。

これは、世代交代と言う言葉で、
実際の社会でも当てはまりそうですね。

あと、一つは、
同じネズミの中で寿命が異常に長い
ハダカデバネズミ。
土の中に住んで、
子育て、餌探し、出産など、
分業がしっかりしていてピンピンころりと死ぬ、
彼らの生き方は参考になるかもしれませんね。

子供の方が、遺伝的に多様性に満ちていて、
生き残る可能性が高い「優秀」な存在なので、
子供を親が、社会が育てなければならないんだと、
生物学的に納得する話でした。

ですので、「うちの子供をどうしようが勝手だ!」と言う、
身勝手な親の言い分は当てはまりません。

人間社会の為に、
子供を守って「優秀」な個体を残していかなければ
ならないと言う事を
この本から学べました。
機会があれば是非読んでみて下さい?
お勧めです。


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ローマ人の物語をステイホーム中に [読書]

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我孫子市にもまん蔓延防止重点措置が適用中ですので、
昨年のステイホームでは「徳川家康」を読んでいた事に引き続き、
いつかは読んでみようと思っていた名作
塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読み始めました。

今はカエサルの物語。

ローマではローマ市民による民主主義が定着していて、
市民の人気や法律に縛られていたり、
ローマ人の生真面目さに感嘆したり、
カエサルのガリアでの速攻、そして敵を許す態度などに、
感服しながら読み進めています。

まだまだ読まなければならない、
良書が沢山あるものですね。

静かな緑に囲まれる場所で、
積み上げている本をゆっくり読むことは極上の幸せです?


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山岡荘八「徳川家康」26巻読了 [読書]


ずっと学生時代から死ぬまでにはいつかは読もうと
思っていた
山岡荘八「徳川家康」全26巻漸く読み終わりました[メール]

アルファベットの26文字と同じ26という数字が頭に残り、
これを読んだら、歴史のABCが分かるのではないかと思った
思い出がありますw

2023年の大河ドラマは松本潤さんの「どうする家康」だそうですので、
ちょうどタイムリーですので、
機会があれば若い人に是非、読んで欲しいですね。

織田信長から豊臣秀吉、伊達政宗、
家臣には本多又左、大久保長安、柳生宗矩など、
魅力あるキャラクターが飽きさせず、
最後には読み終わるのが惜しいような、
残念な気持ちになるような本でした。

最後まで太平、争いのない世の中を祈り実行した
国の経営者としての家康は魅力的で、
その幼く、若いころの苦労、我慢がその人を作ったんだと感じられる
人物として描かれていました。

歴史上大事な場面である三方ヶ原の戦い、長篠の戦いや、
関ヶ原の戦い、大坂夏の陣などは、
史実に忠実にするするからからか、
思いのほか、あっさりしていますが、
その分、想像力を働かせるような、
人と人との会話、交わりなどが心の機微をうまく書いており、
ぐいぐいと大きな歴史の話に引き込まれていました。

私が今まで読んだ中で5本の指に入る愛読書の一つになりました。
こうした出会いに感謝です[exclamation&question]

コロナ禍の中で、一番の収穫はこの「徳川家康」を読む時間があったことです。

これからの人生の指針の本として、
事あることにページをめくりながら、
家康の言葉を噛みしめながら、
自分の立場、持ち物などに奢ることなく「全ては天から借りているもの」として生きていきたいですね[本]
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「よろずや平四郎活人剣」 [読書]


新装版 よろずや平四郎活人剣 上下巻 セット

新装版 よろずや平四郎活人剣 上下巻 セット

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: セット買い


コロナ禍で、オンラインや電話で用件を済ませることが多くなり、
空いた時間ができるのですが、
そんな時は好きな本を読んでいます。

スカッとしたいときは、剣豪が活躍する藤沢周平の本をずっと読み漁っているのですが、
最近も、おもkしろいと思ったのは
「よろずや平四郎活人剣」

目付の妾の子供として生まれた平四郎は、
道場を開くという名目で家を出たのですが、
お金を持ち逃げされ、糊口をしのぐために、
仲裁やもめ事を解決する商売を思いついて始める。

そこに持ち込まれる仲裁事件は、夫婦のもめ事だったり、
商家の脅しや恋のもめ事など様々ですが、
一つ一つに市民や武家の切実な悩みが隠れていて、
現代にも通じる悩みを面白く書いているところが、
ぐいぐい惹きつけられます。

また、私の政治家という仕事柄、
同じような商売人同士のイザコザや相続、
仕事の悩みなど相談に来ますので、
「わかる、わかる。よろずや稼業も私がしているような仕事だな」と
自戒し苦笑しながら読んでいます。

私は小学校のころ、剣道をやっていたので、
平四郎が使う剣や悪人との立ち合いもワクワクするポイントですね。

藤沢周平の本もまだ全部読んでいないので、
楽しめる本を探す喜びがあるな嬉しく思っています[わーい(嬉しい顔)]


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「ペスト」カミュ [読書]


ペスト (新潮文庫)

ペスト (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/05/06
  • メディア: ペーパーバック


今、新型コロナウィルスの感染が広がり、
緊急事態宣言が出ている中、
同じような14世紀のペスト流行の街を描いた
アルベール・カミュの「ペスト」が人気で
ついに累計100万部を超えたそうです。

私はカミュの「異邦人」を高校の時に読んで、
その不条理感をテーマにして読書感想文を書いた事もあり、
この本は20代の頃、読んだ思い出があります。

ペストが蔓延する小さな町が封鎖され、
一人の医者が無力感を持ちながらペストと戦っていくといった内容で、
終息は静かにやってきたような気がします。
(ウィキペディアなど読み返していないので、記憶は曖昧ですが)

汚い排水溝に倒れた死体や、
鼠が入ってこないように目詰した家の光景があったような気がします。

都市封鎖したらどうなるのかという事を、
人間の醜さなどを炙り出しながら
淡々と書いており、読むのに疲れた印象もあります。

あれほどとは言えませんが、
読もうと思った人も最悪な状況を知りたいのかもしれませんね。

私は今読み返そうとは思いませんが、
同じカミュの「シーシュポスの神話」を読んでみたいですね。
丸い大きな石を頂上までやっとの事で転がし上げた後、
それがまた下まで転がり落ちるという話で、
まさに努力が報われない不条理な話だそうです。

今はまさに、新型コロナウィルスの影響で、今まで努力してお店をやってきた人が報われずに、
休業に追い込まれ、生活に困ったり、
解雇されたりして
不条理を感じている人が多くいる事でしょう。

こんな不条理の中でもいつか終わるトンネルの先を見据えて、
希望を見つけ出して行きましょう。
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上村菜穂子さん守り人シリーズ [読書]

私の中では今、上村菜穂子さんが熱いです。

ご存知のように国際アルゼンチン賞をとり、
児童作家の世界を代表する作家で、
我孫子市在住、川村学園女子大学教授という
我孫子に縁のある作家さんです。

私が読んだのは、

精霊の守り人 (新潮文庫)

精霊の守り人 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/03/28
  • メディア: 文庫


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夢の守り人 (新潮文庫)

夢の守り人 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/12/21
  • メディア: 文庫



蒼路の旅人 (新潮文庫)

蒼路の旅人 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/07/28
  • メディア: 文庫



虚空の旅人 (新潮文庫)

虚空の旅人 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: 文庫


まだまだ、バルサが中心の「守り人」、皇太子チャグムが中心の「旅人」シリーズを
読みきれていませんし、
中途半場に自分が面白そうだと思う巻だけ読んでいますが、
どこから読んでもストーリーを追ってくれていますので、
読みやすいです。

上橋先生は文化人類学者だけあって、
架空の物語とはいえ、
各民族の特性、国の成り立ち、宗教、神話などが、
実際にあるかのように自然に構築されており、
その世界の中に入り込んでしまいます。

なりたくない皇太子としてのチャグムの立場に同情し、
バルサの用心棒としてしか生きられない激しい生き様とチャグムを思う心に胸打たれ、
星読博士シュガのように知的に冷静に生きたいと思ったりします。

児童文学として読むだけでは惜しいような
大人も楽しめる本です。

どうやらドラマ化の話も進んでいるようで、
是非とも我孫子の地もロケ地の一つとして考えてくれるといいですね。
上村先生も我孫子の川村学園女子大学の研究室から、
この構想を練ったに違いないですから[わーい(嬉しい顔)]




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「グラスホッパー」 [読書]


伊坂幸太郎作の「グラスホッパー」を読みました。

妻を闇の組織の息子に殺された、
元男性教師が組織に入って復讐をしようとするが、
その相手を目の前で「押し屋」に殺されるところから
物語がスタート。

教師鈴木が復讐をしようとするには、
何とも頼りなく優しく応援したくなってしまいます。

また、他に「鯨」という自殺屋、
雇われ殺し屋の「蝉」など、
深みのある人物が出てきます。

私は「押し屋」の家族が不思議な雰囲気を出しており、
非日常的な風景を面白く感じました。

最後まで飽きさせないハードボイルドな展開は伊坂ワールド炸裂です!
あっそうなるんだという、どんでん返し感がまたドキドキします。

この魅力的な小説は映画化が決まったようですが、
我孫子市も作品に少し絡めるかなっと思って少しワクワクしています(^^)

皆さんも一度読んでみてはいかがでしょうか。
恋愛ものに飽きて、刺激が欲しい方にお薦めです!
グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2007/06/23
  • メディア: 文庫



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徳川家康の遺訓 [読書]

私の机の上には、
日光東照宮で買った
徳川家康の遺訓を飾っています。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。 不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。 堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。 勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。 おのれを責めて人をせむるな。 及ばざるは過ぎたるよりまされり。

毎朝、この言葉を読んで、
心を落ち着かせています。

人生急いでも仕方ありません。
焦らず、怒りに身を任せず、
不自由を常と思って一日を過ごしていこうと
思う事ができます。

皆さんも何か格言を飾っていたりしていますか??
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スタンフォード大学の自分を変える教室 感想 [読書]

話題の「スタンフォード大学の自分を変える教室」を
あっという間に読みましたのでその感想を。

ダイエットしたい、
タバコを止めたいと
お酒の飲み過ぎをやめたいと思いながら、
なかなか悪い習慣が止められないことがあると思います。

そして私だったら、
今日は寒いから走らなくていいかっと思ったり、
ちょっとした雨で駅頭中止してしまえー
という弱い自分があります。

そういった自分を変える一石を投じてくれ、
科学的に人間の本能から暴き出してくれる本で、
目からウロコが落ちました。

人間の特質をしては…

・ストレスを感じたり、疲れたりすることで、
 判断力が落ち、やりたくないことをやってしまう

・意志力も筋力と同じで強化できる。
 疲労感は脳が作り出すものなので、もうひと踏ん張りする。

・「あとで取り返せる」と思って、未来の自分をスーパーマンのように
 過信してしまう。

・失敗しても自分に思いやりをもつ。
 そうすれば罪悪感のよる失敗の繰り返しを避けることができる

・自分にまけそうになったら、
 いつか手に入るはずの最高の報酬を諦めることになると自分に言い聞かせる

・弱い意志力は親しい人から感染するので、意志力の「免疫システム」を強化する

・「しろくまのことを考えないように」と言われると
 頭からしろくまが離れないように、
 欲求を押さえつけずに穏やかに認めること

 

そして何よりも納得したのは、
・快楽ホルモンのドーパミンは「報酬への期待」で出てくるもので、
 報酬をもらったとしても出ない。
ということ。

過剰な期待を他人にかけたり、
このデジタル機器を買えば、
きっと自分の議員生活が楽になり、
バラ色の活動ができるはず!
という期待をかける自分が存在する原因がわかりました(><)

自分が変われるような気がした本でした。
(未来の自分に過剰な期待をしていなければですが…)

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

  • 作者: ケリー・マクゴニガル
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2012/10/20
  • メディア: 単行本



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「ダンス・ダンス・ダンス」村上春樹 [読書]


ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 文庫


村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を
研修中、仙台のホテルで読みました。

ホテルで読むにはいい小説です♪
「羊をめぐる冒険」の続編となっていますが、
この小説のほうが問題が多くて考えさせられます。

私がこのこれを初めて読んだのが、
17歳の頃。
まだ、34歳の主人公の気持ちが分からなかったですが、
もう時間を過ぎた私は、
今ならその世界との繋がりを見つける主人公の気持ちが分かります。

どうしても理解できないところが出てきたり、
「文化的雪かき」などの独特の表現の仕方や文体が
私も好きですが、
この小説には特にその要素が強くて、
より分かりづらくなっている気がします。

経験値の少ない高校生の自分では
理解できなかったはずですね~。

今では、ユミヨシさんの律義さや
ユキとのちょっとずれた関係もくすっとしてしまいます。
俳優の五反田君の、
「何でも手に入るのに本当に欲しいものは手に入らない」
という言葉も耳に残ります。

奇妙な村上ワールドに入り込むと
なかなか出るのは難しいですが、
明日から現実の世界との繋がりを求めて、
頑張っていきます!
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第2回本まっち柏 [読書]

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我孫子の方が企画した
市民参加型古本市
「本まっち柏」が5/13(日)に
開催されます![本]

柏3丁目界隈の「裏かし」にあるお店の軒先を借りて、
市民の方が自宅にある本を持ち寄って、
各自、思い思いの本屋を開きます。

店主さんお薦めの本を手に取って、
本の会話を楽しむのも楽しいでしょう[犬]

中、高校生の頃、
古本巡りが好きだった私ですので、
ちょっと覗いてみようかと考えています♪

どうぞ皆さんもぶらっと寄ってみてはいかがですか?



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「働かないアリに意義がある」長谷川英祐 [読書]

これまで「積ん読」をするだけで読む機会のなかった
働かないアリに意義がある」を電車の中で読みました。

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

  • 作者: 長谷川 英祐
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/12/21
  • メディア: 新書


わずかな時間を利用すれば、
さっと面白く読めるアリの本です。

この本にはアリの世界を通して
色々と人間世界にも思いをはせることが多く、
苦笑しながら読みました。

例えば…
7割程のアリは働いていない。
しかし、このアリには意義があって、
各刺激に対する反応閾値が違う働きアリが多いことによって、
普段はよく働くアリが頑張って、
より忙しくなると暇な(反応閾値の低い)アリが頑張るようになる。
といった事です。

また、
運びきれないエサが見つかった時に、
きちんと臭いをつけた道をつたう真面目なアリよりも、
方向音痴のアリが近道を見つける確率が高く、
より効率的にエサを運べるそうです。

こういったことに、うんうんとうなづいてしまいます。

人間社会でもそうです。
真面目に目の前の仕事だけをしている社員だけの会社より、
仕事も遊んでいるように自由にやっている人や、
趣味が幅広い社員がいるような、
幅広い人材がいる会社の方が、
会社として魅力的になるのでしょうね。

私が愛用しているポメラや、
狂牛病のプリオンの研究も
利益になるといったビジョンで進められた
ものでない側面もあるようです。

また、面白いのは、
受粉のために西洋ミツバチをハウスの中で
飼っていたところ、
すぐにコロニーが絶滅していまう。

どうしてこうなるかというと、
あまりにも効率的に蜜があつまるので、
働きバチが働きすぎて過労死してしまうということでした。
虫も乳酸がたまって、
疲労が蓄積してしまうというところに、
今までの認識の違いがありますね。
虫も生きているんだという事を
しみじみと思いました。

虫から人間社会も学ぶことが多いですね(^0^)



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「リアル」11が漸く読めます [読書]

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私が1年に一度だけ新刊が出るのを
楽しみにしている「リアル」の
11巻を漸く読むことが出来ました。

この漫画を読むと、
なかなか上手くいかない主人公達が
悩んで泣いて、
前を向いて歩んでいく姿に、
よし自分も頑張ろうと思います!!

今回の名言は
ライトニングスの田中ヘッドコーチから


打ちのめされた時
人は真価を問われる
下を向くのか
あきらめずにチャレンジし続けられるか
前を向くのか

それが、才能や経歴に隠れて見えないが
一番大切な心の資質


当選したばかりですが
色々と打ちのめされる出来事も
選挙中にありました!
私も前を向いていきます!!
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「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」 [読書]


日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

  • 作者: 竹田 恒泰
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 新書



日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
ー竹田恒泰ー

たまたま寄った本屋で、
最初の数ページに、
日本は「良い影響を与えている」と
考える国が2006年から2008年まで世界1位、
2010年は2位となっている…
という記述に惹かれ、読んでみました。

筆者は、旧華族の竹田恒泰氏ですので、
その天皇家に対する思いが強すぎるのが、
若干、んっと首肯しかねる内容もありますが(^_^;)

その中にある章の題名が、
頂きます」「匠」「勿体ない
「和み」「八百万(やおよろず)」
そして「天皇(すめらぎ)」と
日本的なものを表す言葉を中心に、
内容を膨らませてくれます。

料理については、
ミシュランガイドでは、
毎年三ツ星レストランの数、星のついている数が
増えてきており、
本家フランスを圧倒している事は記憶に新しいことでしょう。

日本料理一つとってみても、
寿司料理、鍋料理の中でも細かく分かれています。
食材の違いでふぐ料理、うなぎ料理、マグロ料理、豆腐料理、
その他に、おでん、天ぷら、そば、うどん、お好み焼きetc.
と挙げていけばきりがありません。

私の好きなラーメンやカレーは
中国人やインド人が、
わざわざ旅行に来て食べる程、
すっかりもう日本料理の一部となっています。

しかし、フランス料理やイタリア料理、中華料理ではどうでしょうか。
そこまで細かく分かれていますのでしょうか。

日本人はその食へのこだわりに誇りをもつべきなのです。

また、戦争における非戦闘員への影響を抑えようとする態度も、
他国とは違います。

ヨーロッパでは30年戦争で人口の1/3がなくなったり、
キリスト教とイスラム教の十字軍遠征にみられるような
宗教戦争は残虐な他教徒への迫害がありました。

しかし、日本におきましても、
関ヶ原の戦いや川中島の戦い等、
損耗率の高い大規模な戦いがありましたが、
民間人を巻き込むような作戦はたてられませんでした。

そういったことが起こらなかった理由として、
1、天皇が民を「大御宝」として
 大切にしてきたこと
2、古来育んできた和の精神が、
 無益な戦争を排除する効果を発揮したのでは

といったことを筆者は挙げています。
これには議論もある事でしょうけど、
なるほどなという思わせる論旨を展開してくれます。

日本人が自虐的な姿勢に徹するのではなく、
古から受け継がれてきた良いところを見直し、
日本人の誇りを取り戻して欲しいと思います。

そういった意味では、
色々と考えさせられる良書でした[わーい(嬉しい顔)]

twitterで読んだとつぶやきましたら、
高校生からも反響があり、
ぜひとも若い人に読んでもらいたい本です!!
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何によって覚えられたいか [読書]

PFドラッカーの「非営利組織の経営」の中で
こんな言葉があります。

「13歳のとき、宗教の先生のフリーグラー牧師が、
何によって憶えられたいかね?
とか聞いた。
誰も答えられなかった。
すると、
『今答えられると思って聞いた訳ではない。
でも50になっても答えられなければ、
人生を無駄に過ごしたことになるよ』
と言った」

「今日でも私は、
この問い、つまり
何によって憶えられたいか
を自らに問いかけている。
これは、自己刷新を促す問いである。」

私も昨日は
少し大人な休日で
喫茶店でコーヒーを飲みながら考えました。

常に立ち止まりながら、
自分を見直すことが必要です。

私は、
「頼れ政治家」
として覚えられたいものです(^-^)/

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「ビジョナリー・カンパニー2」から我孫子市を考える [読書]


ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

  • 作者: ジェームズ・C. コリンズ
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2001/12/18
  • メディア: 単行本


ビジョナリー・カンパニー2飛躍の法則」は
ある経営者の方が1番の愛読書として挙げていた事から、
1を読んだ後、何気なく手に取った本です。

しかし、今までの経営書にはない、
目から鱗が落ちるような法則が、
米国企業の詳しい実証に基づいて書かれていました。
どうして、普通の企業が、
株価が何倍にも跳ね上がるような
偉大な企業へ変貌を遂げたのかということが、
様々な企業の資料を基に書かれている名著です。

この中に、
「ハリネズミの法則」というものがあります。
ハリネズミは自分は体中の針が一番の武器であることを知っているので、
敵に襲われても、ひたすらじっと丸くなることで、攻撃をしのぐ事で身を守ります。
ですから、企業も同じように「ハリネズミの法則」という3つの法則が重なる
その中心が適合する分野を守らなければならない!ということです。

その3つとは次のようです。
1 情熱をもって取り組める分野であること
2 世界一になれる分野であること
3 利益がでる分野であること

私がドラッカー等、このような経営書を読んでいる理由は、
これが自治体経営にも生かせないだろうかと考えているからです。

これを我孫子市が生きていく分野にあてはめると、
我孫子の手賀沼や史跡が挙げられると思います。

自然や史跡を守っていくことに情熱を懸ける事も出来ます。
また、他市にはない手賀沼と都心部から近いということで、
世界一?とは言えないまでも日本で唯一という利点はあります。

しかし、3番目の
自治体として利益がでるのか[exclamation&amp;question]と考えると疑問です。

この豊かな住環境を生かしつつ、
利益を出す為には、
そこに魅力を感じる企業を初め従業員の方に来てもらうことも重要です。
そのような人の流れがなければ、
地元の商工業者、商店街も賑わいませんし、
駅前だって閑散してしまうことでしょう。
そうした効果が、
法人市民税の増収、固定資産税の増収、水道料金収入
地元に住む方の市民税、地元での消費等、
様々なメリットが考えられます。

団塊世代の退職とともに、
市民税が減少していく中、
座して自治体としての死を待つような状態ではなく、
地道に市民税以外の収入の道という「弾み車」を
一回転一回転押していかなければなりせん。
(これもこの本の表現から)
いずれ、重い車が勢いよく回る日の為に。

今、星野順一郎市政のもとで、
ゆっくりと動き始めた弾み車の回転を、
止めては行けないと、
私は考えています[グッド(上向き矢印)]
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「職業としての政治」マックスウェーバー [読書]


職業としての政治 (岩波文庫)

職業としての政治 (岩波文庫)

  • 作者: マックス ヴェーバー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1980/03/17
  • メディア: 文庫


学生時代マックスウェーバー先生の社会学ですが、
この「職業としての政治」は名著で、
私が政治を志した小さなきっかけとなった本でもあります。

そんな中から好きなフレーズを。

「政治家は情熱、責任感、判断力をもたなければならない」

「現実の世界がどんなに愚かであり卑俗であっても
断じて挫けない人間、どんな事態に直面しても
『それにも関わらず』
と言い切る自信のある人間、
そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」

私は事あるごとにこれらの言葉を自省しています。

地方選挙も始まり、
知り合いの応援にも行きますが
情熱、責任感、判断力を持った方を
応援したいと思います!
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「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」加藤陽子 [読書]


それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

  • 作者: 加藤陽子
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2009/07/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


最近、好んで歴史関係の本を読み漁っています。
もちろん、「坂の上の雲」や「小説上杉鷹山」等はいうに及ばず、
山川出版の「日本史」ももう一度読み直しました。
政治家である以上、きちんとした歴史観をもつことが重要だと考えています。

そんな中で出会った一冊
加藤陽子さんが中高生相手に歴史を講義した内容を本にした
それでも、日本人は「戦争」を選んだ」は秀逸です。

今考えれば、無謀だと言えるような太平洋戦争も、
当時の政治家の思惑違いや、
アメリカとの資源の差にという事実に対して認識しても、
国民も強者に立ち向かう弱者として、正当性があると考えていたということも、
非常に興味深く読ませていただきました。

当時の中国、イギリス、そしてアメリカという国の状況なども、
資料を紐解きながら、
分かりやすく説明してくれます。
当時の政治家、思想家の考えが紹介されていますので、
なるほどと感じたり、おかしいだろと
こちらも現代の考えをいれながら読むと面白いです。

戦争について
色々な立場からうーんと考えさせられるいい本でした。

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「1Q84」book3読みました! [読書]

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高校生のときに「ノルウェイの森」にはまってから
ほとんどの村上春樹の本(エッセイなどはまだ)を読んでいるのですが、
やっぱり「1Q84」book3を買ってしまいました。
今回は、あまりに周囲が加熱しているので止めようと思ったのですが…。

今までの春樹文学ではなぞが解明されずに、
余韻を残すように終了して、読者の想像力に任せることが多かったのですが、
今回は、それから村上春樹が本来終わるべき文学を膨らませたと言う感じです。

ノルウェイの森以来の純情な恋の物語ですが、
せつなさとともに「1Q84」という別の世界のなぞが不思議な感覚を呼び覚まします。
最後はふーん、なるほどというどんでん返しはないですが、
色々と欠点のある人物が織り成す筋から少し外れる加減が丁度良く、
ずぶずぶと物語にはまっていくスパイスなのでしょう。

2までは、脇役だった牛河が語る話と
「有能で我慢強く無感覚な機械」のような仕事は、
某方を連想させますが…www
すみません。個人的な話です。

まだ、楽しみにしてじっくりとそこに何かのしるしを求めるように
読む方もいると思いますので、
あまり詳しい内容は書きません。
春樹ワールド満載で面白い話でした!。

いつもの春樹でしたら、リトルピープルのなぞが解けないままでも
ここで話をやめるところですが、
さて4が出るでしょうか。 微妙なところです。


千葉県では市川市が何度も出ていますし、
千倉もお父さんの施設として登場しますし、
我孫子にも出て欲しかったです!
そうすれば、文学の街として売り出せるのにと思ってしまいました(^^)

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