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福島第一原発事故での帰宅困難地域 [議員活動!]

帰宅困難地域の通行許可証を取り、
年間50mSV以上の地区を
全国若手市議会議員災害対策部会として通過してきました。

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浪江町の西側、山沿いに当たるのですが、
バスの中にいるだけで線量計の値が上がって来ます。

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バスから降りるとスクリーニングが必要ですので、
外にシンチエーションサーベイメーター(60万円ほど)を出してみると
9.7マイクロシーベルト程度。

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簡易線量計ですと10マイクロシーベルトまで測れる
メモリを振り切ってしまいます。

これだけ見たこともない高い値がグングン上がってくると、
車内の空気も重くなって来ます。

最後は厳重なゲートの外で停められ、
名簿と身分証明書を提示させられ、厳重な雰囲気の中、
バスの周りのスクリーニングを行いました。
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帰宅困難地域は住居も少ない山沿いなのですが、
原発事故後そのままの荒れ果てた風景になっていました。

この状態を見て、
すぐにだから原発反対、脱原発だとは言えません。
こういう人の住めない状況を作り出さないように、
厳格なコントロールをしなければならないと感じました。


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浪江町の町役場は我孫子市役所と比べものにならないくらい、
立派な建物であり、
役場の方々、周囲からは、今の状況だから脱原発だという話は聞こえて来ませんでした。
資源の無い地域での原発に頼った経済のことを思うと、
外部の人間が脱原発だとたやすく言うことができない雰囲気を感じました。

原発問題は本当に難しい問題です。
私も今回の視察を通じて
まだまだ答えを探して考えていかなければなりません。


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