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東葛6市協議会、年間1ミリシーベルトに及ばず安心?! [放射線/大震災]

東葛地区放射線量対策協議会の
東葛6市の空間放射線量に関する中間報告と
今後の方針がまとまりました。

中間報告リンクはコチラ↓
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080500/p008816_d/fil/housin.pdf

以下、その中間報告書から抜粋↓↓↓


1.専門家からの意見  
各専門家
  中村尚司 東北大学名誉教授
飯本武志 東京大学環境安全本部 准教授
藤井博史 国立がん研究センター 機能診断開発部長
の意見はコチラ↓

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080500/p008816_d/fil/kenkai.pdf

2.調査結果概要  
※ 「校庭等の空間線量率3.8μSv/hの学校の児童生徒等の生活パターンから推定される児童生徒
等が受ける実際の積算線量の試算について」(平成23年5月12日文部科学省)を参考に、
生活実態で確認された滞在時間等と時間放射線量から
学校内の被ばく量を算定した。

・空間放射線量調査の結果、東葛地区の空間放射線量はおおよそ時間当たり
0.65から0.08マイクロシーベルトの間と判明した。

・文部科学省が、国際放射線防護委員会の参考レベルを基に基準化した、
毎時3.8マイクロシーベルトを
上回る地点は確認されなかった。

・放射線量低減策を実施した場合に国の財政支援の対象となる
毎時1マイクロシーベルトを上回る地点は確認されなかった。

・調査の結果、測定されたレンジにおいて、
比較的高い測定値が観測される
地区が存在することを確認した。

・専門家の見解では、当該放射線は、自然放射線と、
今回の事故により地表に降下し、
土壌等に固着したセシウム134
及び137によりもたらされ
ているものと推定された。

・新たな放射性物質の降下が発生している状況はない。

・当該測定値の一般的認識としては、専門家より、「東葛地区の空間線量では,
外部被ばくによる発癌の有意な増加は考えられない。」とされた。

・実測値が得られたことから、文部科学省の試算※にならい、生活実態にあわ
せた学校等における被ばく線量を算定した結果、
現状ではどの地点でも文部科学省の
目標値である年間1ミリシーベルトを
超過しない結果となった。


3.基本的認識と今後の基本方針 
・引き続き空間放射線量調査は実施し、実態把握を進める。

・測定結果と生活実態調査の結果に基づき、個々の施設において
年間の被ばく量を算定するなど、管理を徹底する。

・ 管理の基準は、国際放射線防護委員会勧告に示された目安を尊重し、
学校保育園,幼稚園等の施設において年間1ミリシーベルト
(自然界からを除く)を目標とする。

・相対的に空間放射線量の高い区画の把握及びその区画における
空間線量低減方策を検討する。

・各自治体が各施設等の実情に応じ、優先順位を定め、
費用対効果を勘案して具体的取り組みを順次進める。

3-1.<放射線量の低減策について>
具体的な放射線量の低減対策実施にあたっては、優先順位を決め、
低減効果の実証実験等を行うなど、
費用対効果を勘案し検討することとした。

3-2.<今後の調査方針>
各市域2kmメッシュ内の代表施設について、
早期に測定値を把握することを優先する。
また、きめ細かな測定を迅速に行うため、
東葛6市で比較校正を済ませた簡易測定器を複数台入手する。

3-3.国や東京電力(株)に対する要望活動
(1)実態に即した被ばく線量の推計、評価方法の確立を国に求めて行く。
(2)放射線量低減を図るために行った費用負担を
   国及び東京電力(株)に求めていく。

             以上

この報告書については、
除染の基準が出されるものだと思いましたが、
出されずに結局各自治体に任せられることになりました。

我孫子市は高い値が出た校庭や園庭は
鉄製のトンボで除染作業を検討していますが。

各専門家の意見で気になった意見を
以下に紹介します。

中村教授
「除染の必要はありませんが、どうしても気になるのであれば、
土を混ぜるとか、取り除くなどの処置をすればいいと思います。」

飯本准教授
「放射線量に関する市民向けの情報交換会を頻繁に
開催することを推奨します。特に、乳児、幼児、小児をお子さんにもつ
保護者を主な参加者とした双方向な勉強会など、
市民の疑問、声を直接伺い、行政、専門家を含めた関係者が
情報を共有し、一緒になって考える小規模な場を
数多く設けるのが望ましいと考えます」

藤井国立がんセンター機能診断開発部部長
「東葛地区の放射能汚染の現状が住民の生命を
直ちに脅かすものではないが、
住民の被曝線量を低減させるための努力を
続けるべきである」

これた放射線の専門家の意見は、
東葛地区の放射線量について述べた
専門家の意見として、
非常に興味深い意見書ですので、
iPodにPDFとして持ち歩いて、
何度も内容分析をしたいと考えています。
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