渋滞学~win-winの思想 [科学]
NHK教育のサイエンスZEROで「渋滞学」をやっていました。
以前から渋滞が起こる仕組み、それを防ぐ仕組みには興味があったのですが、
今回テレビにかじりついたことで、色々と面白いことがわかりました。
まず第1に、コンサート会場のように1つの出口に人々が群がるときに、
間に1本の棒を置くことで、少しだけ渋滞が解消するということ
次に、エレベーターやバス、電車の待ち時間の短縮にも「渋滞学」が使えるということ。
第3が、最重要ポイントだったのですが、
エレベーター待ちも、一番近いエレベーターが動くのではなく
流れを重視してエレベーターを協調させて動かすと全体として待ちの時間が減る、
また、電車でも急行をなくして各駅停車だけにダイヤを改正したいところ、
ラッシュ時の混雑が緩和されたという話がありました。
1部の人の待ち時間は増え、到着時間が遅れるかもしれませんが、
みなが自己中心的に考えることなく行動すれば、
全体として渋滞緩和されるということは、人間社会の教訓を秘めている気がします。
win-winの関係になるには、少しだけお互いに譲り合う考え方が必要なのだと思いました。
これは福祉の精神にも通じ、自分だけ真っ先にお金を貰おうと思うのではなく、
他人に譲りつつ、支払いの渋滞を緩和させていけば、自然にお金がスムーズに回っていくのか?と
少し現実的ではないかもしれませんが、理屈としてはありえそうだと考えました。
みなさんは、どう思われますか(^_^;)