尖閣ビデオ流出海保職員、自首、違法性はない! [ニュースから考える]
ご存知の通り、尖閣諸島での中国船衝突事件の
ビデオが流出した問題で、海保の43歳職員が自首しました。
国民が知ることの出来なかった、
衝突映像を見ることが出来たと言う意味では、
8割の方が公開を望んでいたのですから、
憲法21条で保証されている国民の知る権利に資する
結果になりましたので、肯定的に捉えています。
海保職員の違法性の問題については、
国家公務員法上の「職務上知りえた秘密」で
あったかどうかが論点になってきます。
判例では
1、公にされていない
2、実質的な秘密として保護に値する
という2点を満たす必要があります。
しかし、1の点では、国会議員が一部の映像を見ている、
2の点では、国民の知る権利に資する、過去に北朝鮮不審船に発砲した映像も公開している
という意味では違法性が阻却される可能性があります。
そして、何よりもだらしないのは、
また今回も流出事件の海保幹部に押し付け、
あれほど「政治主導」だと言っていることに対して、
何の責任もとらないのが、
国民の感情が読めないドン菅政権です(`へ´)
最初から公開していれば、
国民の何も知らないことに対する不満も
収まっていたのではないでしょうか。
これが公開されたことで、中国の世論は変わりませんし、
変な話、中国のほうが国民の動向をいちいち気にして、
日本に対して強気な姿勢をみせています。
日本国民に目を向けずに、
中国の顔色ばかり伺っているのが民主党政権の現状です。
ブログにも書きましたが、ウェーバーが言っているように
「情熱、責任感、判断力」を持たない人間は、
政治家としての資質がないのですから、
そんな政治家に日本の舵取りを任せている日本人は不幸というしかありません!
ビデオ流出した海保職員のほうが、
よっぽど、「情熱」をもって自らが辞める「責任」をもち、
国民に知ってもらわなければという「判断力」をもっていると
言えるのではないでしょうか!
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2010-11-11 09:24
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