温室効果ガス２５％削減は可能か？

鳩山首相が国連の気候変動首脳旧会議で、
「温室効果ガスを２０２０年までに１９９０年比で２５％削減する」と言明しました。

しかし、国内合意が出来ていない中これは可能でしょうか？
もちろん、私も一人ひとりが努力して温室効果ガスを削減して
今ある地球環境を守ることには反対する気は全くありませんが、
生活や経済活動に支障がある無理な政策は受け入れられません。

また、地球全体を考えた場合に、
日本の排出量は４％に過ぎず、
アメリカや中国が排出量でそれぞれ２０％を占めるのにもかかわらず、
同様の削減目標を受け入れるかどうか不明であることが、
いさみ足にならないか心配です。

国内では企業などに排出上限をかけるキャップ＆トレード型の排出権取引制度や
環境税の創出を考えているそうですが、
前者は、世間に「上限設定が甘い」と言われ企業イメージが悪くなるのを恐れて利用しないでしょうし、
後者は、ただでさえ脆弱な経済の停滞が不安になってきます。
また、同時にCO2増大になる高速道路無料化をうたっていますし、
矛盾が生じています。

やはり、太陽光エネルギー利用の大幅な増大や、
避けては通れない原子力発電の利用等考えなければならないと思います。
また、公共交通機関や自転車の利用しやすい街づくり等、
根本的に社会の形を変えなければ、
２５％削減などできないでしょう！！

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