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「優駿」 [読書]

忘年会に向かう電車の中や、

夜眠りに入る前のベッドの中などで、

宮本輝「優駿」を読み上げました。

これはずいぶん前に映画化させていて、

その時は部活が忙しく見に行くことができなかったおもいでがあります。

(確か後藤久美子がでてたかな~)

 

小さな静内の牧場で生まれたサラブレッドの「オラシオン」を中心とした

生産者の博正、馬主の久美子、久美子の父・和具社長、その秘書多田、

そしてジョッキーの奈良など丁寧に人間関係を書いていて、

競馬はやらない自分も、「次どうなるの。オラシオン頑張れ!!」

いつの間にか引き込まれていました。

(いままで有馬記念を2回だけ買って外れましたーー(-_-;))

 

競馬もスポーツであり、そして血統や体調などを研究する科学的なビジネスであり、

そして賭け事であることは間違いないないんだなーと感じました。

みなが「オラシオン」に多くの夢をかけていて、

その夢に悩み、苦しみ、乗り越えて行くその姿勢に感動…。

最後に和具平八郎がトイレの中で

何度も「よし」「よし」とガッツポーズするシーンは何度も読み返してしまいました。

 

宮本輝の小説は読んだ後、心が温かくなりますね~。

あの大学でテニスサークルを作る青春小説はなんだったっけ???

もう一度読みたいなぁー。

 


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