映画「二郎は鮨の夢をみる」

安倍首相とオバマ米大統領が、
「すきやばし二郎」で食事をしたと聞いて
映画「二郎は鮨の夢をみる」を見たことを思い出しました。

この映画はアメリカ人監督によって
ミシュランの３つ星を2007年から連続してとっている
「すきやばし二郎」の店主小野二郎さん、
長男、次男を追ったドキュメンタリーで、
ベルリン国際映画祭等のドキュメンタリー部門に出展され、
海外で大変高い評価を受けた作品です。

映画の中では二郎さんの厳しさと
そんな親父の跡を継ぐ長男、
そして雰囲気の違う次男にも迫っています。

鮨をつくるにも、
弟子にも厳しい二郎さんと、
若いころの二郎さんに重なる雰囲気の
長男の姿が真に迫ってきます。

淡々と流れる映像には、
日本の映画にはないような雰囲気があり、
鮨というものをよく見せようとせず、
ありのままを素直に取り組む職人の姿が
映し出されています。

印象深いのが、
長男が立体駐車場から普通の自転車で出てきて、
築地に仕入れに行くところ。

ミシュラン３つ星をとるような名店が、
責任者自ら汚い自転車で仕入れにいくのは、
強いギャップを感じました。

安倍首相とオバマ大統領が、
派手さはなく厳しい二郎の店主の元、
厳しい日米関係を改善するような美味しい鮨で同じ夢を見ることができたのか、
非常に気になります。

美味しいものを食べると
自然に顔をほころびますので、
にこやかな会談になったのではないでしょうか。

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• 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
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