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第4回指定廃棄物処理促進市町村長会議 [放射線/大震災]

福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題で、
環境省は17日、第4回の指定廃棄物処理促進市町村長会議を千葉市内で開かれました。

千葉県は今年1月の第3回会議で、
同省に対し「国有地に限らず幅広く県内の最適地を選定対象とすること」「県の廃棄物処理施設の設置基準に配慮してほしい」と求めてました。

これを受けて、千葉県内の国有地としていた候補地について、
県有地と民有地を含める案を提示。
民有地に建設する場合、
通常の廃棄物処理施設を建設する際の県の基準を適用されます。

同省が示した提案は県の要望を踏まえ、候補地に国有地だけでなく
県有地と民有地を含めた県内全域の利用可能な土地に拡大。約1・5ヘクタールを確保できる、なだらかな土地を空中写真などで確認し、抽出するそうです。

民有地を選定する場合は、通常の最終処分場を建設する際の県の基準を尊重し、
自然環境の保全や最終処分場の集中を避けて抽出するとの条件を追加しています。

なお、最終処分場の選定作業は5県で進められているが
候補地に民有地が含まれたのは本県のみ。
県内の国有林は2012年4月現在、約7800ヘクタールで、
12万6千ヘクタールがある栃木県の16分の1。

ということで、千葉県では国有地だと候補地が限定されるため、
県内すべての地域を検討対象にということです。

同省は今後、数カ月かけて詳細調査を行う候補地1カ所を選定。
候補地が所在する市町村に経緯や評価結果を説明した上で、地盤や地質など安全性を評価し、
最終候補地を決めるが、具体的なスケジュールは示していません。

県内のごみ焼却灰などの指定廃棄物は
手賀沼終末処理場での3市からの分526トン、
下水道汚泥焼却灰550トンを含め
約3600トンに上っています。

そう考えると、
県内の約1/3の指定廃棄物が、
手賀沼終末処理場に集まっている計算になります!

同省は今後、数カ月をかけて選定作業を行い、詳細な調査を行う候補地1カ所を選ぶ方針ですが、
来年3月末の完成予定までの一時保管期限までに、
最終処分場ができるのは厳しくなってきました。

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