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「ダンス・ダンス・ダンス」村上春樹 [読書]


ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 文庫


村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を
研修中、仙台のホテルで読みました。

ホテルで読むにはいい小説です♪
「羊をめぐる冒険」の続編となっていますが、
この小説のほうが問題が多くて考えさせられます。

私がこのこれを初めて読んだのが、
17歳の頃。
まだ、34歳の主人公の気持ちが分からなかったですが、
もう時間を過ぎた私は、
今ならその世界との繋がりを見つける主人公の気持ちが分かります。

どうしても理解できないところが出てきたり、
「文化的雪かき」などの独特の表現の仕方や文体が
私も好きですが、
この小説には特にその要素が強くて、
より分かりづらくなっている気がします。

経験値の少ない高校生の自分では
理解できなかったはずですね~。

今では、ユミヨシさんの律義さや
ユキとのちょっとずれた関係もくすっとしてしまいます。
俳優の五反田君の、
「何でも手に入るのに本当に欲しいものは手に入らない」
という言葉も耳に残ります。

奇妙な村上ワールドに入り込むと
なかなか出るのは難しいですが、
明日から現実の世界との繋がりを求めて、
頑張っていきます!
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