「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」 [読書]
「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」
ー竹田恒泰ー
たまたま寄った本屋で、
最初の数ページに、
日本は「良い影響を与えている」と
考える国が2006年から2008年まで世界1位、
2010年は2位となっている…
という記述に惹かれ、読んでみました。
筆者は、旧華族の竹田恒泰氏ですので、
その天皇家に対する思いが強すぎるのが、
若干、んっと首肯しかねる内容もありますが(^_^;)
その中にある章の題名が、
「頂きます」「匠」「勿体ない」
「和み」「八百万(やおよろず)」
そして「天皇(すめらぎ)」と
日本的なものを表す言葉を中心に、
内容を膨らませてくれます。
料理については、
ミシュランガイドでは、
毎年三ツ星レストランの数、星のついている数が
増えてきており、
本家フランスを圧倒している事は記憶に新しいことでしょう。
日本料理一つとってみても、
寿司料理、鍋料理の中でも細かく分かれています。
食材の違いでふぐ料理、うなぎ料理、マグロ料理、豆腐料理、
その他に、おでん、天ぷら、そば、うどん、お好み焼きetc.
と挙げていけばきりがありません。
私の好きなラーメンやカレーは
中国人やインド人が、
わざわざ旅行に来て食べる程、
すっかりもう日本料理の一部となっています。
しかし、フランス料理やイタリア料理、中華料理ではどうでしょうか。
そこまで細かく分かれていますのでしょうか。
日本人はその食へのこだわりに誇りをもつべきなのです。
また、戦争における非戦闘員への影響を抑えようとする態度も、
他国とは違います。
ヨーロッパでは30年戦争で人口の1/3がなくなったり、
キリスト教とイスラム教の十字軍遠征にみられるような
宗教戦争は残虐な他教徒への迫害がありました。
しかし、日本におきましても、
関ヶ原の戦いや川中島の戦い等、
損耗率の高い大規模な戦いがありましたが、
民間人を巻き込むような作戦はたてられませんでした。
そういったことが起こらなかった理由として、
1、天皇が民を「大御宝」として
大切にしてきたこと
2、古来育んできた和の精神が、
無益な戦争を排除する効果を発揮したのでは
といったことを筆者は挙げています。
これには議論もある事でしょうけど、
なるほどなという思わせる論旨を展開してくれます。
日本人が自虐的な姿勢に徹するのではなく、
古から受け継がれてきた良いところを見直し、
日本人の誇りを取り戻して欲しいと思います。
そういった意味では、
色々と考えさせられる良書でした
twitterで読んだとつぶやきましたら、
高校生からも反響があり、
ぜひとも若い人に読んでもらいたい本です!!
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