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「城」カフカ [読書]


城 (新潮文庫)

城 (新潮文庫)

  • 作者: フランツ カフカ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1971/04
  • メディア: 文庫


先日、図書館で「城」(フランツ・カフカ作)を借りて読んでみた。

あらすじを書くと…
Kという主人公が、
城に測量士として呼ばれるが、
城からは何の指示や命令もなく、
役人といわれる城で仕事をしているものにも会えず、
おかしな村の官僚至上主義に飲み込まれていく話だ。
役人やその秘書の姿が
あまりに極端で面白く、
風刺が効いています。
職業とは果たして何か考えさせられる物語です。

カフカの作品は「変身」という主人公がある朝起きると甲虫になっている
超有名な作品があるが、
あの日常に潜む恐ろしさが忘れられない。
高校生の自分は「変身」で読書感想文を書いて、
自分で納得できないまま感想を述べて、
不完全燃焼だった思い出がある。

そしてこれは未完成であることから、
また胸に妙なつっかえを覚えた。

ただ、未完の作品にはそれなりに味わいがある。
例えば、有名な未完成な作品というと
「明暗」夏目漱石
「路傍の石」山本有三
「漆の実のみのる国」藤沢周平
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治
「グインサーガ」栗本薫
等があり、全て私が好きな作品ばかりです(^ー^)
あと付けたしですが、
ブルース・リーの死によって未完成作品となったああ「死亡遊戯」は、
涙なしには見れません(:_;)

人は未完成だからこそ
面白さもあり不安もあるのでしょう。
未完成な部分を埋めようと、
より完成に近づけようとするのが努力なのです。
不安があるのだからこそ、
一生懸命頑張ろうとするのです。

なぜか未完成なものに惹かれる自分がいます。
未完成なもの代表である子どもたちには、
その視線の高さから考えてあげようと思っています!

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